2023年11月18日

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

九州一でっかい筑後川、
筑後川水系のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム
(筑後川水系、佐田川)

8月10日の寺内ダムの緊急放流を受けて、
寺内ダムの操作と低減効果、避難の通知など興味を持たれてる流域の方もいらっしゃると思いますので、
同じ市民目線(佐田川下流域住民)でわかりやすく説明、早めの避難に繋げる話などをしたいと思います。
(市議の方へ、防災についてなど提言させていただいてますが、これはこれで残しておきたいと思います)

まずは簡単に寺内ダムの説明を、

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
寺内ダム(昭和53完成)、水資源機構が管理をしています。

元々は、江川ダムと同時期に農水省内で建設計画があったみたいなんですが、計画途中から国土交通省に引き継がれた経緯があるみたいです。
もし、農水省のダム(利水)として誕生していたらと思うと下流に住む私はぞっとします。

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
型式は、ロックフィルダム(型式)
ロックフィルダムは、中心部を水を通しにくい粘土質の土(コア)、その両脇を砂や砂利、岩石(ロック)の構造をもつダム
重力式コンクリートダムより床面積を広く使う事で、堤体にかかる水圧を広い床面積に伝えて抑えることが可能になり
コンクリートダムと違い地盤が強固でない場所に建設が可能です(合所ダム、藤波ダム、小石原川ダムなどと同じ型式です)

ダムの目的は、洪水調節、
水道用水、かんがい用水、河川維持用水は、朝倉三ダム総合運用されます

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
江川ダム、寺内ダム、小石原川を含めた朝倉三ダム総合運用(利水)編にてアップ中→
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2335464.html

できるだけ、わかりやすく説明します。
流域の方の防災、避難、ダムへの理解に繋がればと考えています。

⚪︎ダムの操作(洪水調節)について
寺内ダムは、上流からの流入量(洪水量)が90m³/s以上あると洪水調節に入り、
ダム湖に上流からの流入量を溜めながら、放流量をカットしてゲート放流します(下流の水位上昇の低減に努めます)

ただし、貯水位がEL 121.50mより低い場合は、全量溜め込みます(放流する設備(ゲート)が、121.50mより下にないので放流できないのです)
→平常時最高貯水位から約48㎝下にゲートは位置します

九州北部豪雨の時は、利水容量が、500万m³の空きがあり(貯水率30.40%くらい)
最大流入量の888㎥/s を記録した16時あたりからゲートの位置まで水位が上がってきたので少しずつ放流を開始しています。
→つまり、最大の流量を記録する16時まではほぼ全量ため込んでます。

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
出水期における情報共有・佐田川編より(P8より)→
https://www.water.go.jp/chikugo/chikujyo/flood/floodcontrol_1_satariv.pdf

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
出水期における情報共有・佐田川編より

約99%にあたる878m3/s の流れてきた水(洪水)をダムに溜め、総量では、約1.170万㎥ を溜め
佐田川下流の浸水被害の軽減を図った(流木も)


筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)寺内ダム様提供写真

⚪︎7/10の洪水調節効果、低減効果について


筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
出水期における情報共有・佐田川編より

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
出水期における情報共有・佐田川編より(P3)

⚪︎流域の方の中には、水位低減効果、ダムに水を溜めることで佐田川(下流)の水位上昇を遅らせる効果があるのか?意味があるのか?
と思われてる方も少なからずいらっしゃると思います。

実は、私は今回緊急放流を行った寺内ダム下流域住民(浸水地域住民)です。
私は、ダム愛好家ですし頭ではダムの操作を理解していてもいまいち腑に落ちなかった経験がありますので凄くわかります。
正直、後でレポートを見せられて説明されてもねーだと思います

で、一番いいのはリアルタイムに肌で感じてもらうことかなと私の経験、体験から実感しています。
私が大雨時に実戦していることですが、早めの避難に繋がりますので
よかったら最後までお付き合いください。

では、7/10.当日を振り返りながら説明します。


⚪︎7/10の時系列解説(実戦編)
当日は、私は午前3時すぎ河川情報アラーム(小石原川付近で大雨が降った)というメール通知で起きました(起こされました)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

九州地方整備局が作った“河川情報アラーム”の登録をおすすめします。
詳しくはこちらにやり方を解説してます→
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2331208.html

icon51YouTubeにて、簡単に解説も行っています、よかったらごらんくださいませ


わたしの場合は、小石原川、佐田川、筑後川を登録していますが普通は、1つか2つ関係する河川を登録すればいいと思います。

午前4時20、佐田川流域で強い雨が降ったとメールが入る

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
佐田川流域で強い雨が降ったり、佐田川の水位が上がってるとメール通知が携帯に入る→クリックし詳細をチェック☑️
(私の知る限り河川の水位情報がリアルタイムで携帯に届くのは、河川情報アラームだけではないでしょうか
それも登録した、自分に関係する河川のみ、
さらに、メールのリンクから川の防災に飛べて詳細が確認できる、すごく便利です)

その後、水位や雨量に変化があれば携帯へメール通知が届きます(ました)→そのつど確認をする

icon51キキクル、川の防災、テレビの河川水位情報を画面に張り付いてずっとチェックしなくていいのです(ほんと楽)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
で、佐田川の水位が氾濫危険水位(注意)近くになっていたら(通知が来たらでいいです)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
次に、川の防災の携帯画面をスクロール(移動させ)
佐田川をスクロールさせて上流にある寺内ダムを見る

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
ダムのマークが青色が洪水調節中、紫が緊急放流←何色か色をチェックする

ダムの色が変わっていたら、
ついで感覚でいいので、ダムのアイコンをクリックします(細かい情報が見れます)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
青色(洪水調節中)なので、青色でなければ気にすることはないです。
グラフや観測値を押すとより詳しい情報が見れます。
私は観測値をよく見てます!!

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
寺内ダム、洪水調節中(川の防災スクリーンショット)

午前2時40、洪水調節開始(寝てる間に)

洪水調節中だと、
流入量より放流量が少ない(ダムに溜めながら下流域の水位低減中)です

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
午前4時00、流入量292.65㎥/s、放流量113.62㎥/s(約62%をダムに溜めてます)
→どれぐらい流入量があって、ダムに溜めることで放流量がどれくらいになってるのか
そして河川の水位がどれくらいなのかを普段から見てほしいと思います

流れとしては、
河川情報アラームが鳴って→河川チェック(氾濫危険水位、注意)→寺内ダムをチェック→色が変化していたら詳細をチェック

強い雨が降ったらこの流れを確認すれば、ダムの低減効果が肌で感じることができますし
何より、ダムが今何を行っていて、河川の水位がどれくらいか把握しているので早めの避難につながるし、必要以上に不安になることはないです

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
今回、佐田川のスクリーンショットが少ないのですが、寺内ダムの洪水調節
寺内ダムのがんばりのお陰で6時30分まで氾濫注意だったので通知も少なくて保存してなかったみたいです

上流にある寺内ダムが洪水調節中(午前4時00、流入量292.65㎥/s、放流量113.62㎥/s)
ダムに溜めながら、放流量を減らして佐田川下流域の水位上昇を抑えていたのですが
6時30ごろから、水位が氾濫危険水位近くまであがってくる

どうでしょうか?? ダムがあっても意味ないと感じますか??
水位低減効果、遅らせることに意味があるのか??どう感じますか

ダムと河川の情報がわかり、早めの避難に繋がると何ができるのかというと、時間と気持ちに余裕ができる

例えば、7/10のケースですと
いつもは垂直避難だけど、このままだと緊急放流の可能が高いから車を避難させとこうか!など冷静な判断ができる
そういった冷静に考える時間ができます(家は移動できませんが、車は移動できます。又、床下浸以下の場合でも
車だけ水に浸かったというケースは大いにあり得ます。
それでも被害額を考えると、数台あるとそうとうな額になります)

で、ずっと洪水調節をやってきて寺内ダムが満水に近づいてくると洪水調節ができなくなり緊急放流へ移行します。
流入量に近い放流量(洪水量)を放流するので、下流の水位はさらに上昇しやすくなります。

今回、寺内ダムは緊急放流へ移行したのですが
実は管理所の職員の皆様は、ダム湖をフルに活用し緊急放流をできるだけ遅らせ
さらに緊急放流後も、佐田川ダム湖の水位をみながらになりますが放流量を可能な限り増やさない
佐田川の水位が上がらない努力(ルールの範囲内)をされてます


⚪︎疑問 なんで今放流を?
緊急放流で、よく“なんで今、放流するんだぁー”とか
ダムが放流したから被害がでたとか声を聞くんですが

実は、この部分(緊急放流)だけ(しか)
情報や通知が我々住民に報道や速報通知で伝わってくるので誤解しやすい(ミスリードが起きやすい)

でも、実際は見てもらった様にダムは、寺内ダムは下流域が氾濫しないようにダムに溜めながら水位低減を行っている(いた)
7/10のケースですと、午前2時40から水位低減の操作(洪水調節)を行っていた

数年前に、寺内ダムの洪水調節の回数を伺ったことがあるのですが
洪水調節の50回数が回を超えてました。
つまり、氾濫注意、氾濫危険水位などにならないように毎年のように気づかないところで水位低減を寺内ダムが、ダム職員馬潟が行っていた。
下流域に住む我々は、避難所に行く(垂直避難)する回数が当然減り、精神的な不安が軽減されてるのです。

⚪︎通知について
国土交通省も洪水調節の段階から情報が我々に分かりやすく届く改善をしていっていて
川の防災も一般の方が見ても見やすく改善され、ダム放流通知が色分けされて一眼でわかるようにと少しずつですが改善していってます。

川の防災→
https://www.river.go.jp/kawabou/pc/ov?zm=12&viewGrpStg=0&clat=33.4040069361702&clon=130.7082213723404&fld=0&mapType=0&viewRd=1&viewRW=1&viewRiver=1&viewPoint=1

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
例えば、緊急放流の予測通知が届くと青から紫へ
寺内が紫色、こいしが青色へ川の防災も変化します。

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
寺内ダム(時、川の防災スクリーンショット) 紫色に変化と一目見て把握できます

ただし、今年にはいって改善されたみたいなんでどれくらいの人に周知されてるかはわかりません
防災セミナーで、周知する努力は必要かと思います。

で、この放流の通知の手段が決められていて

ダム管理所から河川にいる人、流域の人へ放流のサイレンを鳴らします。
緊急放流のサイレンは、音を変えてあるので把握しやすいと思いますが、あくまでサイレンは河川の中、河川付近にいる人へ向けての放流のお知らせなので場所によっては聞きにくいです。

⚪︎緊急放流のサイレン等の通知について
実は、放流のサイレンがいつどのタイミングでなるのか知らなかったので、流域に住む者として気にしていましたので改めて質問しました。
→7/10は、1時間前しか鳴らなかったが?いつ鳴るのですか?

緊急放流の場合は、3時間前、1時間前にならしますが
7/10は、雨の振り方の予測が二転三転し3時間前は鳴らせず
1時間前と3時間前が一緒になりました。
今後の課題改善点ですと話されてました。

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
出水期における情報共有・佐田川編より

我々も、サイレンのみに頼るのではなく、今はいろんな通知手段が発達していますので
いろんな通知手段を組み合わせる方がいいかと考えます。

⚪︎ダム管理所から関係機関への通知が緊急放流の3時間前へ連絡
川の防災は、連絡を受けて5時40分頃に更新されていましたので、同時刻に関係各所へ連絡が入ってます。

で、あれ?3時間前になんか通知があったかな?と思われた人もいると思います。

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
ダム管理所から関係機関(マスコミ、流域の関係市町村、消防など)に通知が行きます。
で、その情報を元にして市民への情報発信をいつどのような手段で発信するかは、行政の役割(責務)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
午前9時15着のメールになります

で、今回の緊急放流の市民(朝倉市)の通知は約1時間前の通知でした。
これは、ダム管理所ではなく行政の判断です


筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
6時54に線状降水帯発生でレベル5の避難情報

多分、すでにレベル3、4を発令を通知(6時54に線状降水帯発生でレベル5)しているから早い段階で“緊急放流の可能性がある”という発信をしなくても確実な情報を1時間前に通知しても避難行動に問題ないだろう(住民は避難しているはず)という考えだと思います(私の解釈)

で、時系列に通知をまとめてみました。
私が、控えていた内容になるので抜けてる可能性もあります。
レベル3は記憶にないのですが、寝てる間だったのかもしれません
多分ですが、防災行政無線は1時間前以外は鳴っていないと思ってます
うちの地域の有線放送は、7~8時くらいの1回のみだったような

icon51一つの参考にしてみてください

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
多分、なんですが佐田川流域はレベル4はなかったのではないかと思ってます
いきなり、6時54にレベル5の発令ではなかったのかな?と

皆さんは、どの時間帯で知りましたか

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
河川情報メール・佐田川水位のスクリーンショット

これは、寺内ダムががんばってくれていた(洪水調節)ので
佐田川の水位が氾濫危険水位に上がってこなくて、レベル4がだせる避難情報レベルでなく
線状降水帯の発生がわかり、レベル5が初になったのではないか?

今回の様なレベル4を飛び抜かして、レベル5になるケース
レベル4が発令からレベル5の発令が短いケースはありうる
短時間に避難情報が変わるケースは今後も大いに考えれます

icon51私も市民でもありますし、流域住民ですので下流域で感じた事を忖度なしに本音を言わせて頂きます(行政批判ではなく、大雨の前の積極的な議論による防災に繋げるため)

ダム管理所から関係各所へ通知があった時間、その通知を受けてマスコミは情報の発信を行ってます(6時すぎ)
ここ数年、マスコミも緊急放流の可能性の速報を早い段階から伝えて早めの避難に繋げてもらうようになりました

川の防災でも、同時刻あたりに緊急放流の予測の通知を受けて情報が更新されています。
であれば、行政としても3時間前に発信(緊急速報)して良かったのではないか
特に、近年は短時間で強い雨が降りやすくなって状況が変わりやすくなっています。レベル3.4が発令されていたとしても違う文言を使い再度、早めの避難を呼びかけてもいいのではないでしょうか

今回でいえば、マスコミの発表と同じ時間帯に流していれば、
レベル5(線状降水帯)の前の6時過ぎに佐田川流域に対して避難情報の第一報として“緊急放流の可能性が高まった”を流せたことになります。

私は、その後佐田川の水位をチェックしつつ避難所へ避難しましたが
すでに、その時間帯は道路の冠水がおきつつありました、それからさらに時間が経過した緊急放流の1時間前の通知により避難行動を促したのは危険な時間帯ではなかったのか
私より後に、1時間前に来られてる方が多数いらっしゃってました。

仮に、緊急放流の1時間前が垂直避難(外にでない)を促す通知を目的とするならば、通知の内容の文言(危険です外にでないでください)などを内容を変更する必要があるのではないか

又、緊急放流の1時間前を垂直避難を促す通知だとするならば、その前の時間(仮に3時間前)に緊急放流の通知は
早めの避難を促す内容が別に必要ではなかったのか?


仮に、3時間前のダム管理所からのサイレンと同時刻になんらかのダムの通知が行われていたらどうでしょうか?
サイレンだけでは、意味が伝わりにくいサイレンの欠点を同時に通知が届くと?相乗効果で情報がより伝わりやすくありませんか

⚪︎私自身、今回、緊急放流を直接、流域で受けた感想としては(実際は避難所)
寺内ダム緊急放流の1時間前は、ダムの役割、操作に対して不安や疑念、誤解を流域の方が持つのではないか、ミスリードが起こりやすいと感じました。
特に浸水被害が起きた場合、“ダムが急に放流した”
“何で今、放流するのか” “ダムが急に放流したから被害が拡大した”と誤解を生みやすい、ミスリードを生みやすい

見てもらったらわかるように、7/10のダムの最初の通知が緊急放流です。
それも1時間前の通知であれば、住民の皆さんの感情としては誤解しても仕方がない
なんてことを避難所で通知を受け取り感んじました。

ダム放流開始しました(洪水調節)などの通知を発信している、努力をされてる行政もあるみたいです。

(私も、微力ながらTwitter(@asakurasi3dam)で防災情報、ダム情報を呟いてますので、良かったらフォローお願いします。)

せっかく、寺内ダムが頑張って下流域を守ってるのに誤解、ミスリードは悲しいです。

あと、今回は避難速報の通知が少なかったという印象があります。
時間帯によっては、避難情報が市民へ速やかに届かない可能性もあるのではないか?

今回は、通知まで踏み込んで書いてます
単純にダムの役割や低減効果を伝えるのが目的であれば踏み込む必要はありませんが
ダムの低減効果を伝えたいわけでなく、ダムの操作を理解して防災、早めの避難に繋げる
安心して暮らしていただくのが目的
幸い、下流域に住んでますので踏み込ませていただいてます


とはいえ、これはぼく個人の意見なので、もし流域の方で緊急放流の早めの通知や改善を希望される方は、
地域の代表の市議へ要望をだされてみてはどうでしょうか?


100年、150年を想定している緊急放流は、九州北部豪雨後に緊急放流の可能性が高まった回数は6年間で3回と確率的にはかなり強まっています。
命に関わることなので、今まで大丈夫だからと曖昧にせずにしっかりと防災に繋げて頂きたい
寺内ダムが、頑張ってる間に早めの避難に繋げて頂きたいです


そして、緊急放流時は大変危険ですので河川に近づかないようにお願いします。
寺内ダムの今回のケースですと、今回は、運良く緊急放流の1時間前から雨量が少雨傾向になりました
緊急放流に移行すると、流入量に近い放流量へ段階的に近づけていきます(7/10、最大流入量530㎥/s、最大放流量248㎥/s)
雨次第では、最大放流量248㎥/sより増える可能性はあったんです。

洪水調節時と違って120㎥/s以上の放流を可能とする緊急放流は、ダム下流の雨が少雨でも河川の水位が上昇しますので近づかない様お願いします(レベル5が発令されてるということをお忘れ無く)

又、大雨の可能性が近年高まってるのをうけて、寺内ダム再開発事業(魔改造)が計画されていますが
寺内ダム再開発事業
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2336074.html

ただ、寺内ダムの再開発事業はまだ数年後のお話です。

ぜひ、早めの避難に繋げるため、少しでも安心して暮らすために私のやってるやり方を実践していただきたいのですが
もし、私のやってるやり方がよくわからんから教えちゃらんねーと言われる方がいましたら、
コミュニティ、市議さん経由でご連絡くださいませ


筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
icon51見ての通り情報量が違います
(河川情報アラームの小石原川の河川上昇や強い雨の通知、3時~7時を見ると 、8件
河川情報アラームの佐田川川の河川上昇や強い雨の通知、3時~7時を見ると、4件
と、強い雨が降ったり、河川の水位の変化が起こればそれだけ通知が増えます。
これは、避難するに必要な通知なんで多いとは思わないで頂きたい。)

近年の短時間で降る大雨、自ら情報を得る時代に変化してきているのではないでしょうか

ダムと防災とタイムライン、河川情報アラームと川の防災を使った講座みたいなのを一緒に企画してみたいと思います。

川の防災はパソコン等でもみれますが、リアルタイムで河川の水位を携帯に知らせてくれる
九州地方整備局の河川情報アラームを登録してチェックするやる方の方がかなり楽です

ぜひ、登録の仕方編もごらんくださいませ!! →
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2331208.html

みなさんの早めの避難、防災に役立てれば幸いです。

あさくらのダムということで、がっつり説明してしまいました

この後、監査廊を案内してもらいました

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
寺内の監査廊は、藤波、合所と違って建設時に地盤の影響などうけなかったのかスムーズに
伸びてます(見学しやすいダム)

まずは、一番は江川ダムを含む朝倉三ダムのお話(見学)、寺内ダムは治水(防災)の見学になるでしょうか

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
監査廊にあった建設時の写真

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
改めて、ゆっくり資料として拝見したいな

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
管理50周年時には、ぜひ見れるようにお願いします

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)

で驚いたのが、漏水を調べる三角錐が別の建物にあったこと

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
みおとしてましたぁー、柵の中の白い小屋です

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
水の量を定期的に調べて、提体に異常がないかを調べてます



icon51寺内ダムの四季のインスタ・リール動画、
いろんな表情をみせてくれます、ぜひごらんくださいませ


筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
寺内ダム(桜)→https://www.instagram.com/reel/CqVDmyLg-Rf/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
麦青む→https://www.instagram.com/reel/CpUa7uxArUa/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
夏の寺内ダム→https://www.instagram.com/reel/Cvgj1-igCcx/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
実りの秋→https://www.instagram.com/reel/Cx417O2ykGX/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
美奈宜湖(夕日)→https://www.instagram.com/reel/Cm_MqPspiqT/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
両筑平野の夕日→https://www.instagram.com/reel/CmWJhTbAU5m/?utm_source=ig_web_copy_link

筑後川筑後川のダムを巡る12基めのダム、寺内ダム(7/10の緊急放流について)
こちらもどーぞ、菓秀桜さんの寺内ダム桜どらやき

☆筑後川水系のダムを巡る(過去の投稿) 復習はこちら

⭐︎九州地方整備局と筑後川ダム統合管理所編→https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2322800.html

⭐︎下筌ダムと洪水調節の見学編
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2322994.html

⭐︎松原ダム見学の模様と弾力的管理の話(利水)の見学編→https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2323152.html

⭐︎大山ダムダム見学編→https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2324776.html

⭐︎夜明ダムダム見学編→
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2326186.html

⭐︎合所ダムダム見学編→
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2327548.html

⭐︎藤波ダムダム見学編→
https://asakurashi3dam.yoka-yoka.jp/e2329348.html

基本的には、聞いた話をかみ砕いてわかりやすく説明をし
気軽に、ちょっとダムに行ってみようか!!と思っていただける内容を目指しています。

ここでは書ききれなかった内容もありますので、ぜひ管理所を訪れてみて
分からないことなど質問してみてください。

⭐︎見学に関して協力
国土交通省九州地方整備局・筑後川河川事務所様 
水資源機構(筑後川局、筑後川下流総合管理所、筑後川上流総合管理所)様
合所ダム管理所(福岡県)様、藤波ダム管理所様(福岡県)
夜明ダム管理所様(九州電力)

ご協力感謝致します。

日本ダム協会認定 ダムマイスター
朝倉市3ダム愛好家 三ちゃん


icon74 ぷちっと、協力おねがいします


地域情報ランキング



同じカテゴリー(寺内ダム)の記事画像
緊急放流を住民として経験した感想
水環境から見たダムのはなし(難しい言葉を使わずに書いてみた)
福岡県ダムカードマップ制作、配布開始(無料)
一般財団法人 日本ダム協会・ダムマイスターに再認証されました
筑後川のダムを巡る(寺内ダム再生事業と筑後川ダム群連携事業)
ダムがんばってます!(かんがい用水編)
同じカテゴリー(寺内ダム)の記事
 緊急放流を住民として経験した感想 (2025-01-03 14:31)
 水環境から見たダムのはなし(難しい言葉を使わずに書いてみた) (2024-11-30 22:31)
 福岡県ダムカードマップ制作、配布開始(無料) (2024-09-16 23:17)
 一般財団法人 日本ダム協会・ダムマイスターに再認証されました (2024-04-10 22:07)
 筑後川のダムを巡る(寺内ダム再生事業と筑後川ダム群連携事業) (2024-03-29 23:10)
 ダムがんばってます!(かんがい用水編) (2023-09-04 21:41)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。