2021年07月30日
小石原川ダム、QDYY見学会-本編
小石原川ダム(通称、こいし)解説
朝倉市様、筑後川上流総合管理所様のご好意で小石原川ダムと木和田導水路の説明をしていただきました。
→現在は、コロナウイルス感染予防対策と試験湛水中などもあり、一般のダム見学は受け付けてないとのこと
落ち着き次第、ダム見学を受け付けます。とのことでした
代わりに、こちらで
小石原川ダム(通称、こいし)の解説をしたいと思います。
国道500号が開通して、こいしを観れるということで見に行かれる方も少なくないと思います。
せっかくならば、少しでも知ってた方が楽しいですよね。
これを観ていけば、下調べしないで行くよりも楽しいに違いない

江川ダムに立ち寄ります
(え、江川? 利水バルブの放流とか、ダムの構造とかみて行きます)←ついでに、ダムカードを記念に貰う

(江川ダム、上秋月湖)
国道500号をこいしへ
江川トンネルな入らずに、旧道へ(左へ)

行き止まりまで車を走らせると、
堤体を下から見上げれます
(現在は、下から観れる場所はここだけです)
九州一の堤体の高さを感じてください。

天端からの写真
→が、先程の場所、◯まで繋がり行くことが可能となります(未定)

200mほど手前に、木和田導水路の出口と、建設時に使用していた仮排水路が見れます。
仮排水路とは、ダム建設時に小石原川を堰き止めダム建設を着工
その時の迂回の水路
→国道500号を戻り、江川トンネルへ
江川トンネルを抜けると、左手にこいしが目に入ります。
(運転手は、一瞬目を奪われて興奮します)
すぐに、江川大橋になるんですが
江川大橋に路駐していたり、自転車を止めて撮影している車をよく見かけて危ないと耳にします。
(トンネルから抜けてくる運転手もダムに夢中だから、路駐されると危険かな)

こいしに近くなると、前の記事に書いた植樹が目に入ってきます。

管理所駐車場に車を止めて、天端から右岸へ歩く
堤体に見えてくるのがこれ

GPSで、歪みを検知して管理所にデータを送る装置
数を調べようと思いましたが、多すぎて断念(50こほどあります)
便利な世の中になりましたねー
通常の人の手による検査もありますが、例えば地震が起きて
すぐに歪みなどの数値がすぐに送られてきて見れる利点があるみたいです

現在は、試験湛水中

→小石原川ダムは、ロックフィルダム、粘土質の土に大中小の石を積んでるダム

この堤体のリップラップ(表面)の綺麗さ!
日本人の記帳面さと技術力の賜物
→約45年前に建てられた寺内(ロックフィル)と比べてみると
技術力が、どれくらい進歩したのかがわかりますね

加圧噴射衝撃浄化装置(ダム湖に浮かぶ船みたいなの)
湖内の水を取り込み、加圧して衝撃板にぶつけます。
この衝撃で水中の藍藻類の群体を破壊し、動物プランクトンに食べられやすくしたり、
浮く機 能をもつ細胞の気胞を破壊し沈降させたりします
←寺内にもありますね
令和あさくら湖には、4つあるそうです。
手前の小さいのだと思いますが、水質を検査する機械で1m感覚で水深10mほどまであり
1日、2回計測してデーターが操作室に送られています

堤体からの眺めを

選択取水設備(堤体の右岸、ダム湖側)



(建設時の見学の写真、下のフィルター部分はダム湖に沈んでます)

(建設時の写真から、ダム湖の中から右岸の施設が見えます)

自然越流式の洪水吐
奥が常用洪水吐、右が非常用洪水吐
→奥の水位になると、越流し
さらに、水位が高くなる(大雨により)と非常用洪水吐から越流
(藤波ダム(うきは市)と同じ方式)
寺内ダム、江川ダムは、ゲートがある方式

サーチャージを迎えるときは、常用洪水吐にゲートを差し込み
水が溜まるようにして満水を迎えたみたいです。

選択取水設備から取水された水が流れる利水バルブ
→江川ダムの利水バルブと比べると、水の出方(勢い)が違う

(江川ダムの利水バルブ)
設備が違うので、当然といえば当然ですが水の勢いが付かない工夫がされてます。
なので、江川ダムみたいな壁(導流壁)がない
→こいしの減勢工は、見た感じよりも深いらしいです

常用洪水吐、非常用洪水吐から越流してきた水は、こちらの階段みたいな場所を通り下へ

階段状にすることで、短い距離で済んでるとか
→寺内の滑り台見たいなストレート式だと、堤体の高さがある小石原川ダムだと
長い距離が必要となるが、土木技術の工夫で短い距離で済んでいる
(実際の長さは、調べ中) ←管理所の方、おしえてちょ
寺内とこいしのシュート部分でいいんだっけ
長さの比較、小学生のキッズは知りたいって
(お前は、小学生か!!)

(建設時の写真から、直下より)
→階段式は、日本でも数基しか使用されてなく
かなり珍しみたいです

(建設時の写真から、直下より)

こいしの堤体は、まっすぐではない
これは、地盤のしっかりとした場所にダムを建てているため

さて、これはなんでしょうか?
アンカー(左岸部分)
地盤にワイヤーを埋め込み、地盤強化に使用
→右岸より左岸の方が、地盤が弱く(堤体の及ぼす力の加わり方も)左岸のみ使用

ざっくりとですが、こいしの解説
でした
現在は、試験湛水中
試験湛水が終わり、本格運用になりますと水が溜まっていきますし
木々も育っていき、景色の変化もたのしめるのではないでしょうか

こいしは、まだ0才
成長過程を、変化を楽しみましょう!!

おっと忘れてました、
管理所で、こいしのダムカードを頂けます。
新しいVerには、U(右上)が付いてる(建設中には付いてない)
理由を聞きました
→ 新しいバージョンにUが加わったのは、N(河川の正常な機能の維持)に含まれていたが、
ちゃんとU(渇水対策)を明記して、アナウンスしていくべきとなったからということです。
(職員さんのミスではなかった(笑))

こいしのダムカード(建設中など一部のカードは、AR対応になっています。
→僕が持っているのは、この4枚が対応でした

なかなか楽しめるARが流れるので、ダムカードをゲットして
アプリをダウンロードして、携帯をかざしてみてみてください
→特に、こいしのは「おー」て感じ
次回は、寺内ダムをアップしまぁーす(近日)
朝倉市、佐田川流域在住
朝倉市3ダム愛好家 三ちゃん(たこやき)
080-6412-5044
ぷちっと、協力おねがいします

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ダムマイスター、ダム、朝倉市、筑後川、土木
朝倉市様、筑後川上流総合管理所様のご好意で小石原川ダムと木和田導水路の説明をしていただきました。
→現在は、コロナウイルス感染予防対策と試験湛水中などもあり、一般のダム見学は受け付けてないとのこと
落ち着き次第、ダム見学を受け付けます。とのことでした
代わりに、こちらで
小石原川ダム(通称、こいし)の解説をしたいと思います。
国道500号が開通して、こいしを観れるということで見に行かれる方も少なくないと思います。
せっかくならば、少しでも知ってた方が楽しいですよね。
これを観ていけば、下調べしないで行くよりも楽しいに違いない

江川ダムに立ち寄ります
(え、江川? 利水バルブの放流とか、ダムの構造とかみて行きます)←ついでに、ダムカードを記念に貰う

(江川ダム、上秋月湖)
国道500号をこいしへ
江川トンネルな入らずに、旧道へ(左へ)

行き止まりまで車を走らせると、
堤体を下から見上げれます
(現在は、下から観れる場所はここだけです)
九州一の堤体の高さを感じてください。

天端からの写真
→が、先程の場所、◯まで繋がり行くことが可能となります(未定)

200mほど手前に、木和田導水路の出口と、建設時に使用していた仮排水路が見れます。
仮排水路とは、ダム建設時に小石原川を堰き止めダム建設を着工
その時の迂回の水路
→国道500号を戻り、江川トンネルへ
江川トンネルを抜けると、左手にこいしが目に入ります。
(運転手は、一瞬目を奪われて興奮します)
すぐに、江川大橋になるんですが
江川大橋に路駐していたり、自転車を止めて撮影している車をよく見かけて危ないと耳にします。
(トンネルから抜けてくる運転手もダムに夢中だから、路駐されると危険かな)

こいしに近くなると、前の記事に書いた植樹が目に入ってきます。

管理所駐車場に車を止めて、天端から右岸へ歩く
堤体に見えてくるのがこれ

GPSで、歪みを検知して管理所にデータを送る装置
数を調べようと思いましたが、多すぎて断念(50こほどあります)
便利な世の中になりましたねー
通常の人の手による検査もありますが、例えば地震が起きて
すぐに歪みなどの数値がすぐに送られてきて見れる利点があるみたいです

現在は、試験湛水中

→小石原川ダムは、ロックフィルダム、粘土質の土に大中小の石を積んでるダム

この堤体のリップラップ(表面)の綺麗さ!
日本人の記帳面さと技術力の賜物
→約45年前に建てられた寺内(ロックフィル)と比べてみると
技術力が、どれくらい進歩したのかがわかりますね

加圧噴射衝撃浄化装置(ダム湖に浮かぶ船みたいなの)
湖内の水を取り込み、加圧して衝撃板にぶつけます。
この衝撃で水中の藍藻類の群体を破壊し、動物プランクトンに食べられやすくしたり、
浮く機 能をもつ細胞の気胞を破壊し沈降させたりします
←寺内にもありますね
令和あさくら湖には、4つあるそうです。
手前の小さいのだと思いますが、水質を検査する機械で1m感覚で水深10mほどまであり
1日、2回計測してデーターが操作室に送られています

堤体からの眺めを

選択取水設備(堤体の右岸、ダム湖側)



(建設時の見学の写真、下のフィルター部分はダム湖に沈んでます)

(建設時の写真から、ダム湖の中から右岸の施設が見えます)

自然越流式の洪水吐
奥が常用洪水吐、右が非常用洪水吐
→奥の水位になると、越流し
さらに、水位が高くなる(大雨により)と非常用洪水吐から越流
(藤波ダム(うきは市)と同じ方式)
寺内ダム、江川ダムは、ゲートがある方式

サーチャージを迎えるときは、常用洪水吐にゲートを差し込み
水が溜まるようにして満水を迎えたみたいです。

選択取水設備から取水された水が流れる利水バルブ
→江川ダムの利水バルブと比べると、水の出方(勢い)が違う

(江川ダムの利水バルブ)
設備が違うので、当然といえば当然ですが水の勢いが付かない工夫がされてます。
なので、江川ダムみたいな壁(導流壁)がない
→こいしの減勢工は、見た感じよりも深いらしいです

常用洪水吐、非常用洪水吐から越流してきた水は、こちらの階段みたいな場所を通り下へ

階段状にすることで、短い距離で済んでるとか
→寺内の滑り台見たいなストレート式だと、堤体の高さがある小石原川ダムだと
長い距離が必要となるが、土木技術の工夫で短い距離で済んでいる
(実際の長さは、調べ中) ←管理所の方、おしえてちょ
寺内とこいしのシュート部分でいいんだっけ
長さの比較、小学生のキッズは知りたいって
(お前は、小学生か!!)

(建設時の写真から、直下より)
→階段式は、日本でも数基しか使用されてなく
かなり珍しみたいです

(建設時の写真から、直下より)

こいしの堤体は、まっすぐではない
これは、地盤のしっかりとした場所にダムを建てているため

さて、これはなんでしょうか?
アンカー(左岸部分)
地盤にワイヤーを埋め込み、地盤強化に使用
→右岸より左岸の方が、地盤が弱く(堤体の及ぼす力の加わり方も)左岸のみ使用

ざっくりとですが、こいしの解説
でした
現在は、試験湛水中
試験湛水が終わり、本格運用になりますと水が溜まっていきますし
木々も育っていき、景色の変化もたのしめるのではないでしょうか

こいしは、まだ0才
成長過程を、変化を楽しみましょう!!

おっと忘れてました、
管理所で、こいしのダムカードを頂けます。
新しいVerには、U(右上)が付いてる(建設中には付いてない)
理由を聞きました
→ 新しいバージョンにUが加わったのは、N(河川の正常な機能の維持)に含まれていたが、
ちゃんとU(渇水対策)を明記して、アナウンスしていくべきとなったからということです。
(職員さんのミスではなかった(笑))

こいしのダムカード(建設中など一部のカードは、AR対応になっています。
→僕が持っているのは、この4枚が対応でした

なかなか楽しめるARが流れるので、ダムカードをゲットして
アプリをダウンロードして、携帯をかざしてみてみてください
→特に、こいしのは「おー」て感じ
次回は、寺内ダムをアップしまぁーす(近日)
朝倉市、佐田川流域在住
朝倉市3ダム愛好家 三ちゃん(たこやき)
080-6412-5044


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