筑後川と有明海の海苔について

さんちゃん

2024年04月06日 21:46


筑後川、朝羽大橋(2/13撮影)



元々、この箇所は堆砂しやすい箇所だけど
昨年の大雨で堆砂量が増えたのか、はたまた筑後川の流量が少ないからなのか?
筑後川を車で走ってると、浮島みたいな場所ぼいのができているのを他にも見受けます。

やはり、筑後川の流量が少ないのでしょうか

その影響が、海苔にも現れているみたいです。
西日本新聞(メディア)によると、有明海ノリが2年連続で異変 福岡・佐賀の冷凍網張り込み1カ月遅れ 小雨続き栄養塩不足 とのこと、
栄養塩をググったら、
雨が降ると、雨水は栄養をたくさん含んだ野山をくぐり、たくさんの栄養塩をかかえて、やがて川にたどりつき海へ

雨が少ないので、栄養のある水が少ないということみたいです

筑後川(水系)の山と海は繋がってる”

その後、入札が行われていい売り上げがあがったみたいですが
海苔の生育環境は、不安定みたいです。

この問題の難しい点は、海自体に問題があり魚連の方が直接なんらか対策ができるならばいいのだが、
有明海に流れ込む筑後川の流量不足は、有明海の皆様はどうすることも出来ない問題で
雨が降り、筑後川の水が増えてくれと願うしかない。

筑後川(支流も含む)の流量不足の問題は、筑後川流域に住む全員がみんなで考えるべき問題ではないでしょうか

一番早いのは、まずは筑後川流域に住む我々一人一人が“節水意識を持つ”こと
水は、限りある大切な資源だと認識することかなと思います。
筑後川の水は、3つの県で取水されいろんな形で使われています。
当然、流域に住むものには筑後川(支流)の水を使用する権利があります。
でも、それは有明海の皆様も同様の権利だと思います。
又、水道水だけでなく、地下水も山や川と地中で繋がっているので井戸水の使用に節水意識を持つ事は、直接関係ないように見えても筑後川流域にとってプラスに働きいい事だと考えていいと思います。
(雨が降らないと、地下水の使用頻度も増えることが予想されます)

他に、植樹活動に参加、ゴミを捨てない、拾うなどなど何かできることはあるはずです。



写真のゴミは、筑後大堰の魚道の空き缶(雨が降ってない日)



筑後川の支流、筑後川の上流中流のゴミは、大雨時の増水により護岸にあるゴミも一緒にすくって
流れいずれは有明海へと辿り着きます。

有明海にたどり着いた、そのごみは我々が出したごみ



今回は、有明海の海苔問題をテーマにお話をしていますが、雨が降らない時間が長くなると有明海の海苔や生き物だけでなく
我々の生活にも当然影響してきます


このブログでも再三、お話をしていますが近年、地球温暖化の影響で少雨傾向です。

今だけの問題とは考えずに、筑後川流域 100万人 みんなで筑後川にいいことをして行ったら
少しは、よくなるような気がしませんか?


ダムマイスターなので、さらに深く語ると、

筑後川上流にある松原、下筌ダムの役割に河川維持放流、大山ダムの役割に河川維持放流があるので
必要に応じて筑後川を正常に保つために筑後川へダムから水を補給していると思われます。


(下筌ダムより、非洪水期12月あたり(水位あり)と弾力的管理で洪水期前(6月)までに水位低下中の梅林湖を撮影)




(弾力的管理で水位低下中、6月撮影)


(弾力的管理で水位低下中、6月撮影)

松原、下筌ダムの水は筑後川を正常に保つための河川の維持放流や発電に使用されているのですが、
梅雨時期の大雨に備えるためにGW辺りから貯水率を徐々に下げて、6/11までにダム湖を空にしないといけないのですが
6月に入ると、筑後川中流域では農繁期に入りたくさんの水を使用するために、筑後川で流量不足による瀬切れなどが起こりやすくなり
筑後川の生き物や植物などにいい影響ではない(又、有明海にもおもわしくないことになります)ことから
約20年ほど前から、この水位低下水を一部遅らせ使用して筑後川を正常に保つ為に使用されています(弾力的管理といわれています)
この水位低下は、6/20には完了するのですが、そう6/28は筑後川大水害の日
松原、下筌ダムは、昭和28筑後川大水害の被害を2度と出さない為に作られたダムなので、それまでには必ず空にして大雨に備える必要があります。

で、もし、梅雨の時期に雨が少なかったら大山ダムから筑後川へ補給しています(管理10年で2度あります)

現在、筑後川水系のダム管理所、九州地方整備局筑後川河川事務所は早めに渇水対策本部を設置して節水を呼びかけています。

⚪︎令和6.2/2 現在 筑後川の主要6施設貯水率 34.2%
(昨年同日、88.9%)

ダムの貯水率が低いと聞いても、我々の生活とどう関わるのかよくわからないと思いますが
実は、こうやって筑後川水系にあるダムは、陰ながら県民の生活を支え、密接に関わっています。

筑後川を通過する時、筑後川の流量をちょっと気にしてみませんか

筑後川は有明海へと繋がっていて、住む我々に何か出来る事はないのだろうかと節水について、筑後川にいいことが何かできないか考えてみませんか

日本ダム協会認定・ダムマイスター
朝倉市3ダム愛好家 三ちゃん

さらに補足すると、
日本は、降雨量は世界的にみても多い国なんですが
6.7.8月の梅雨の時期、9.10月の台風期に集中し河川の流域は季節により変動が大きい
さらに、日本は国土が狭く
源流の山から海までの距離が短く、しかも山が急である為に河川が急流となりいっきに海へと流れ下る


(日本の河川と海外の河川、ちょっと書いてみました) へたくそな絵ですいません

その為に、日本の河川は外国の河川と比べると流量の大きい時と流量の少ない時の差が非常に大きくて
私たちの水の使用量は、流量の低い時を上回っています。

雨が降らないと水不足の歴史があり、又、強い雨が降ると洪水が起きやすい歴史があります。
その為に、ダムなどによって水を溜めることで、川の流量の変動を少なくして安定して取水しやすいようにするダム建設の歴史に繋がります。

暴れ川と言われている筑後川
水が豊富なイメージがありますが筑後川も例外ではなく
筑後川は、主に梅雨の時期と台風の時期の6.7.8.9月に年間の降雨量の大半を占めるので
ダムなどで溜めて、大切に使うことが必要となります。

「水は限りある大切な資源」

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